ニキビにナッツ類が良いというのは本当なのか
ナッツを食べると、吹き出物が出る、という事をよく聞きます。アーモンドには、ビタミンB2が多く含まれており、にきびの改善に良いとされています。また、大豆にはイソブラボンが多く含まれ、にきびの予防にもなるとされています。本来、体に良いとされているこれらの豆類を食べるのがよいのに、なぜ逆に吹き出物の要因とされているのでしょうか。
大豆アレルギーは、卵や牛乳と並んで多いといわれますが、元々の大豆にはアレルゲンは少ないとされ、ピーナッツアレルギーのように、アナフィラキシーを起こすことは稀です。強いアナフィラキシーを起こすピーナッツアレルギーも、たいていは幼児期に発症するものです。
そもそも、食物アレルギーとは、食品摂取後1~4時間で発症するので、数日してから吹き出物ができたので、アレルギーだ、との関連付けは、できません。食べて半日ほどしてから下痢をしたり湿疹が悪化するのは、アレルギーではなく食物不耐性と呼ばれます。
アレルギーと言われているものも、実際にはリノール酸の過剰摂取や古くなったりして酸化した油の摂取により湿疹が悪化したものによると思われます。その証拠に、大豆を加工した味噌やしょう油のような発酵食品でのアレルギーの報告は少ないのです。昨今は豆乳ブームで、大人から子どもまで飲まれるようになったため、豆乳のアレルギーも報告されていますが、調理や食品の製造過程で、たんぱく質が何らかの変化を起こしている可能性もあります。大豆栽培の際の農薬や化学肥料との影響が関係がないとはいえません。
つまり、ナッツを食べて吹き出物が出るのは、ナッツそのものによるものではなく、ナッツを加工する際の油や添加物による影響が大きい、という事です。
ナッツ類を食べると吹き出物が気になる、という人は、無農薬や添加物不使用のナッツを選ぶようにしてみることをお勧めします。